BOKIの世界
いろいろややこしい背景があって、実はわたくし昨年秋から会社社長の肩書きを持っております。従業員は私ひとりですけど。
で、これもまた諸々あって会社は年明けから絶賛休眠中なんですが、このたびめでたく?第一期の決算を迎えました。
役所から法人税の申告書類が送付されてきて、あーハイハイと自分なりにいろいろ調べて準備はしていたんですが、まあ先送りにしていたわけですよ。
だって私、昨年秋まで経理も会計も全然知らなかったんだもん。法人立ち上げとともにやむを得ず引き受けることになったものの、完全に独学(←ここに既に無理がアリアリ)なんだもん。。
しかし在庫や棚卸があるわけじゃないし、申告することもほとんどないはず…と自分を励ましてなんとか帳簿を締め、決算書らしきものをつくって、添付書類もどうにか作成。
ところが。
いざ確定申告書にとりかかってみると全く手が出ない。
別表?加算?減算?…何語??
どこから書き始めればいいのかすらわからず、気づけば1時間近くも書類を見つめたままフリーズしていた私。あせりを通り越し、なにか空恐ろしい気持ちに襲われたのでした。
ということで結局、会計のプロの友人に泣きついて書類を見てもらうことに。友達ってホントにありがたいわ。。
とにかくやれるだけ勉強していったんですが、いやーもうね!書類をパラパラっとめくって「これとこれとこれが要るでしょ…でこれは書かなくていいやつ」と言われた時点で早くも勝利の予感![]()
とはいえ実際にはその友人も通常はこんな実務はやってないので、いろいろ細かいところを調べてもらったりして、結局4時間近くも割いていただきました。
日当もなくプロにこんなに助けてもらえるなんて…友達ってなんという魔法の言葉…!(←オイ)
でも、ファミレスのテーブルに資料やラップトップを広げて、ああだこうだと言いつつ作業を進めていくのは、なんだか学生のようで密かに楽しかったのはナイショだ。
ていうか一生懸命調べものをしてくれている横でぼへっとそんなこと考えててすいません。感謝。
持ち帰って何とか仕上げて、本日無事に役所に書類を提出することができました。よかった~。ものすごい解放感で、家までスキップで帰れそうだったよ!
あーそれにしても大変だった…。自分でできるなんて考えて申しわけありませんでしたって感じ。まあ、このためにちゃんと専門職がいるぐらいだもんね。。
つくづく、税務というのは数学じゃなくて語学なんだと思い知りました。だって書いてあることがわからない。「書き方の手引き」が読めないってどういうことよ。。
ネットで調べようにもほとんど逐語訳でぜんぜん進まず、フランス語かなんか読むのと変わらんわ!税理士さんや会計士さんは財務語の通訳&代理人なんですね!
それで友人と「簿記の世界」の話になったんですが、いわく、帳簿の概念というのは1つの物事を必ず「減」と「増」で表すということだそうです。
例えばお店で100円のパンを買うと、現金が100円減って→100円ぶんのパンが増えるという考え方になるわけ。同様に、銀行から100円おろしたら、預金が100円減って→現金が100円増える。友達に100円貸したら、現金が100円減って→債権が100円ぶん増える。
つまり、形は変わっても100円という価値はそのままで、突然どこかから湧いてきたり消えてなくなったりはしないのです。
そう考えると、世の中のすべては帳簿につけられるらしい(笑)
居酒屋でビールを頼むと、現金が減って→ビールが増える。それを飲むと今度は、ビールが減って→満足感が増える、というぐあい。
それっておもしろくない?!ある意味すごく美しい世界かも!
数学者は世の中のすべてを数式に置きかえる、という話にも通じます。
経理マンは世の中のすべてを帳簿につけるんですね(笑)
でもそう考えたら、同じことを音符を使ってやれば音楽家で、言葉を使えば物書きと呼ばれるわけですよね。
この世界を表現する方法というのは人によって本当にさまざまなんだなあ、とふと不思議な感じがしたのでした。
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