ボクサーというもの
WBA世界バンタム級選手権。
久しぶりに亀田興毅の試合を見ました。へーもうお兄ちゃんも24歳になったのか。しかし試合は相変わらず釈然としないわー。
まあ一つにはギャップのせいがあると思うの。
ふだんの言動はいわずもがな、試合前のインタビューやら入場時のパフォーマンスやら、派手で威嚇的なイメージをつくってるわりに、リングに上がると期待を裏切るディフェンス重視でしょ。
がっちりガードして自分からは前に出ず、受け身に徹して相手の隙を突くというスタイルで、それは別にボクサーとしてはありなんだけど、なんかこう…あれーみたいな。思うじゃんそこはやっぱり。
以前に比べたらボクシングらしくなっているといってはチャンプに失礼ですけど、デビューしたころのむちゃくちゃな印象と比べると、あーいろいろ勉強して修正してきてるんだなとは思います。
だから見るほうのバイアスがなければ普通に見られるはずなんだけど。思うじゃんそこはやっぱり。おめー口ほどにもないじゃん!チキンかよ!!ってさー
まあ試合の結果についてはおいといて、それにしても思うんですけど、ボクシングってリングに上がったらその選手の性格が丸わかりですよね。そういう意味ではスポーツというのはやっぱり自己表現の一つなんだなとつくづく思います。
亀田興毅も、ふだんどんなに不遜な物言いをしてても、いざリングに上がってしまえば、あーこの人ほんとはすごく慎重で繊細な人なんだろうなと思わずにはいられません。
そういえばこのあいだ、井岡一翔がWBCミニマム級の防衛に成功してたけど、彼なんかほんとまじめでさー。たぶん頭もそこそこよくて、素朴な性格なんだろうなと思いましたよ。
序盤、挑戦者にガーッと前に出られたときはちょっとめんくらった感じでふわふわしてたんだけど、ラウンドを重ねるうちに自分を取り戻して、そうしたらあとはもう自分が描いていたとおりに忠実に試合を運んでいく感じ。それも、この子はきちんとボクシングの基礎を学んだのねと思う、端正で正確な試合運びでした。
そういえば今日の興毅の試合には「組み立て」というものがなかったな。こういう試合にしたい、という想定?作戦?みたいなものが見えませんでした。それもおもしろくない要因なのかな。
ともかく、こないだの井岡の試合のときには、亀田兄弟とは正反対だわーと(笑)亀田兄弟のことをうっすら思い出していたんですが、今日は今日で井岡の試合のことを思い出しながら見ていました。
改めて、ボクシングというのは競技を通して選手を見るスポーツなんだなと思います。個人競技はみんなそうか。
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