新春浅草歌舞伎
「敵討天下茶屋聚」。開幕前に、前説…じゃない「年始ご挨拶」に出てきた薪車さんが「一言でいうと敵討ちの話ですから、そんな難しいお話ではありません」と言ってましたが、なんかめちゃくちゃ複雑っつうか、敵を討たなきゃいけない相手が多すぎるよ!みたいな感じになってました(笑)
でもおもしろかった!
最後は大捕り物になるんだけど、追われる亀治郎が白馬に乗って逃げていったり、太鼓橋を滑ったり、客席におりて客の中に隠れたりと大盛り上がり。←ちょうど通路側の席だったので、通路を挟んで1つ前の席に亀治郎がもぐりこんだり、1つ後ろの席のお客さんとやりとりしてその列を駆け抜けていったりして超ドキドキしました![]()
その終盤のドタバタ逃走劇とか、中盤にも亀治郎が家に忍び込んで盗みを働く長い長いだんまり芝居とか、なんかこう、「8時だよ!全員集合」のドリフのコント劇を思い出したのはなぜ?
ドリフと並べちゃあれかもしれないけど、まあとにかく楽しいのよ![]()
亀治郎はほんとに達者で、男でも女でも、若君でも小悪党でも自由自在な感じ。ノリノリでした。
盲人のふりをして卑屈なほどぺこぺこしてたのが、一転してかっと目を見開いて本性を現すところなんてぞくぞくしたわ~。あの場面では客席の空気も一気に高まるのが感じられて、ほんと圧巻でした。
で、その卑屈なほどぺこぺこする按摩役の姿が、思った以上に香川照之に似ていました。あの人さー、ああいう役のときすごいじゃん。←ていうか「利家とまつ」のときの秀吉と「揺れる」の兄役のこと言ってるんだけど。口ではしおらしいこと言いながら目は小狡く光ってるみたいな。まあ按摩だから目はつぶってたけど。
香川照之といえば、歌舞伎好きとしては「もし香川照之が歌舞伎をやっていたら」というのはわくわくするような空想だったんだけど、いざほんとにやるとなると楽しみなような恐ろしいような。
というか、あれってやっぱゆくゆくは自分の息子を猿之助にってことよね…と思うと、実力も華もあり貴公子然とした亀治郎(もうすぐ猿之助)をとりまく澤瀉屋の恩讐劇から目が離せません!!
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