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2012年12月17日 (月)

自公圧勝

なんというか…これほどまでに私の感覚と結果が異なる選挙は初めてのような気がします。正直唖然としていて、なんか私…東京新聞を熟読しすぎてたかしらと思ったぐらいです(´・ω・`)

民主が負けて自民が勝つというのは、まあやむを得ないだろうと。
しかしこんなに自民が圧勝してほんとにいいんでしょうか。

ていうか出口調査の結果で、何を一番重要視して投票しましたかという質問に、原発・エネルギー問題を挙げた人が1割しかいなかったということに驚きました。(←ここが私が東京新聞を読み過ぎたと感じた所以)

なんだよみんな原発反対とか言いながら結局は目先の自分の仕事が増えればいいんじゃん。原発再稼働して大型公共事業やってくれれば、憲法改正して国防軍でもいいと思ってるんじゃんヽ(`Д´)ノ

と衝撃を受けてたんですが、結果をよく見るとまた別の側面が見えてくる。

例えば私の住んでいる東京19区。
当選した自民候補は8万2千票余りを獲得。しかし落選した残り4人の得票数を合わせると16万7千票余りとなります。この選挙区の有権者3人のうち2人は、当選した候補ではない人を支持したわけです。(実際は3位の維新候補は比例で復活当選)

こういうことが各選挙区で積み重なった結果どうなるかというと、
全国小選挙区において、今回自民が獲得した票数の割合はおよそ43%。この後に民主が23%、維新が11.5%、公明が1.5%…と続いて、この比率は、まあそんな感じだろうなと腑に落ちる。

が。その結果獲得した議席数の割合を見ると、自民がなんと79%に当たる235議席に!
そして民主が8.7%(26議席)、維新が4.7%(14議席)と続き、得票数では約88万5千票で1.5%だった公明は3%に当たる9議席を獲得した反面、462万票(7.9%)を得た共産党は小選挙区では議席が1つもとれていない。

比例代表の結果と比べると明らかで、比例では自民は27.8%の得票率で54議席(33.3%)を確保。16.7%の民主は29議席(17.9%)、6.2%の共産党もちゃんと7議席(4.3%)を確保しています。

これぞ小選挙区マジック。全体の4割の人に支持された政党が議席の8割を占めて「民意を得た」とわがもの顔にふるまうのはやはり納得がいかない。

今回の選挙では「一票の格差」が問題にされていましたが、それよりも「死に票の多さ」のほうがさらに大きな問題だと改めて思ったのでした。

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2012年12月 5日 (水)

勘三郎逝く

肺炎で入院中だった歌舞伎役者の中村勘三郎さんが逝ってしまいました。
まだ57歳だったのに本当に残念です。

ここ数年は突発性難聴とか食道がんとか病がちで、この秋に再び入院と聞いて、ふと、この人も意外と長生きできないかもしれないな、復帰したら観ておかないとな、なんて思っていたところの突然の訃報で、本当に言葉もないです。

もともと大人気者でしたが、特に襲名後は何か鬼気迫るような精力的な活動ぶりで、これも病を意識してのことだったのか、それとも生き急いだのか。

私が強く印象に残っているのは「娘道成寺」。
無垢な少女が恋に身を焦がして最後は蛇になってしまうという踊りで、いろいろな役者さんがつとめてきた有名な演目です。

私もそれまでに玉三郎さんと福助さん(は二人だったかも)を観てたけど、勘三郎さんのを観て、ああ踊りって人によってこんなにも違うんだと実感しました。

玉さんのは本当ーにきれいで、もう出てきたときからこの世のものではない(笑)とにかくうっとり見ていたら最後は蛇になっちゃってびっくり、みたいな。

福助さんはまた違う意味で半人半妖(笑)あだっぽく美しく、むしろこのひと最初から蛇だよね、ぐらいの毒々しさに酔わされました。

しかし勘三郎さんは、見た目からして小柄で丸ぽちゃで、なんというか庶民的(笑)
しかしその素朴でかわいらしい娘さんがやがて恋を知り、叶わぬ思いに思い詰めてとうとう蛇になってしまう…という流れがすごく説得力があって、その哀れさに思わず涙を誘われたのでした。娘道成寺ってこういう話なんだ、と初めてわかった気がしました。

本当に踊りも芝居もうまい人で、まだまだ観たい演目もありました。
本当に本当に残念です。合掌。

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