2009年8月 7日 (金)

エヴァンゲリオン

この夏の新作映画公開の誘い水として深夜にやってたエヴァのTVシリーズ。
たまたま第1話放送に出くわして、あらーなつかしいと思って以来ぜんぶ見たよ!

もう14年前の作品なのか。びっくり。
当時、職場のオタクなお姉さんが自分で録画したビデオを貸してくれて、紙袋いっぱいのVHSテープを持ち帰って一気に見たんだわ。そういや当時はまだビデオテープだったわ。。

感想は、確かにおもしろげだけどよくわからんって感じでした。

が、今や時は西暦2009年。
わかんない用語や謎の伏線はぜんぶネットで調べられるのさ!
ってことで、自力でがっつり補足説明をしつつ見ましたとも。

おもしろかったわ~。
今見ても斬新だ。今見るとまさに厨二病満載だけど(笑)

そしてやはり終盤の投げ出しっぷりはヒドイ&惜しいと思います。
特にあのラスト2話は、当時も賛否両論だったけど私は否定派なのよ~。

いろいろ理由はあるんでしょうけど、あたくしクリエイターはできあがったもので勝負しなきゃいかんと思うの。

この話どうなるんだろう、と楽しんでついてきてくれたお客の期待を裏切って、さんざん張った伏線もすべて放りっぱなしで終わるようなのはやっぱりダメだと思うのよ。

映像作品っていうのは尺まで含めてのパッケージだから。
全26話なら26話で、その中でいかにして世界をつくり上げて見るものを楽しませるかっていうルールだから。
で、あくまでもそのパッケージひとつで勝負するもんだから。

エヴァの場合は結果的に成功したから映画がつくれて、番外編というかラストのやり直しができたわけだけれど、そこまでつきあってくれるのはホントにコアなお客さまだけだから。

特にTVアニメなんて、ふつうは家で、ただで見てるわけでしょ。
楽しく見てたアニメが変な終わり方をしたからって、雑誌やら何やら追いかけて制作側の事情や弁明を聞いてくれて、1年もたってからわざわざ映画館に行ってお金出してやり直しを見てくれる人なんて一握りの崇拝者だけ。私だって見てないよ。
その他大勢の人たちは、「けっこうおもしろかったのに最後が意味不明だったアニメ」で終わりだよ。

映画でも、よく後からディレクターズカット版とかがリリースされたりするけど、ふつうは通常版を1回観たら、ほとんど同じ内容の作品をもう1回は観ない。観るのは通常版を見て気に入ってくれた人だけ。

だから、TVシリーズとしてのエヴァは、あんな終わり方しといてストーリーの本当のラストは映画館で、なんてずるいわ!と不快なんですが、

でも、作品としてではなくて仕掛けという意味では、あの終わり方がものすごく効いているのも事実。
正直言って、エヴァが伝説のアニメになったのだって、あのラスト2話に負うところが大きいと思うの。

結果的に映画も成功して、こうして14年たった今でも不動の人気を得ているわけだから、興業的には非常にうまくいったのは間違いない。

それもまた私としてはズルイって感じなんだけど(-゛-メ)
でも今こうして、自分で伏線を補足しつつ全体を理解しながら見直してみると、やっぱおもしろいんだよね!
これは…ついに劇場版のラスト2話を見て積年の消化不良にピリオドを打つ日が来たか…!

とビデオ屋に行ってみたら、当該巻だけが軒並みレンタル中で笑いました。
みんな考えることは同じだな!っていうかみんな見てたんだな!

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2006年4月 6日 (木)

「PLUTO」

まんが「PLUTO」の3巻が出ました。
ヤワラちゃんの作者・浦沢直樹が、手塚治虫の「鉄腕アトム・地上最大のロボット」というお話を下敷きに描いているもので、年1巻ペースの発刊ですが(遅っ!)待つに足る価値があります。オモシロイ~
浦沢画でのアトム&ウランのかわいさも特筆しときますよ。


私は手塚治虫といえば「ブラックジャック」なほうなので(小学校のとき、
ひみつの学級文庫にあった。閉架式だが先生が読めると見込んだ?子は読ませてもらえる。今思えば単に先生の私物だ)
アトムにはそれほど思い入れはないんですが、いつか聞いてなるほどと思った話をひとつ。

いわく、日本の技術者たちが2足歩行のヒト型ロボットにこだわるのは鉄腕アトムの影響だという。
ホンダのアシモはその筆頭(というかまんま)ですが、日本人(の技術者)はロボットを「ともだち」と位置づけていて、ヒトと同じように動き、考える「アトム」が理想であり目標なんだそうです。

そういえば欧米ではヒト型ロボット開発の話はあんまり聞きませんね。
あちらでは、例えば掃除ロボットなら掃除ができればよくて、別にヒト型である必要はない。
考えてみればもっともなことで、わざわざ2本足で歩かせなくても、移動するだけなら車輪をつければいいんだもんね。
それをあえて難しい2足歩行にこだわり、資金を投じて研究に熱中するのは、やはりアトムの影響だろうというわけです。

ちょっといい話だな、と。

ついでに言うと、欧米でヒト型ロボットがウケないのには宗教的なベースがあるとか。
聖書に「神は神に似せて人をつくった」とあるとおり、人間は神の最高の創造物であり、人間に似せたモノをつくることは神をまねること、つまり神への冒涜になるという考え方があるんだそうです。

へええなるほどね。無宗教の国ニッポンならではのアシモだったわけなのね。
科学と宗教というのは一見別物のようでいて、ホント切っても切れない関係ですね。

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